この投稿は、『〜脳卒中・脊髄損傷特化型自費リハビリ施設〜脳と脊髄リハビリ研究センター福岡』が、現在様々な神経疾患により麻痺を患い、本気で改善したいと思っている皆様へ、今後のリハビリのヒントとなる情報をお伝えします。
脳卒中後、運動することが億劫になってしまう皆様へ
脳卒中後に身体を動かすことが必要なわけ
脳卒中(脳出血・脳梗塞)を患ってしまった後の生活を送る上で大切なこと。
それは、日常的に身体を動かしてゆくことです。(Shamala.2018)
というのも、脳卒中後は残存した麻痺によって思うように身体を動かしにくくなり、家の中でこもりがちになってしまいやすいと言われています。
その結果、活動量が減ってしまうと筋肉量や骨量が減少したり、心肺機能が低下したりと二次的な問題が生じる可能性があることから、1日の中でできる限り身体を動かすことはとても大切になってきます。
ただ、身体を動かすとは言っても一体どのような運動をしたら良いのか?
と、このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「身体を動かす」は散歩だけじゃない
もちろん、毎日散歩ができれば心肺機能はもちろん、脳卒中後の歩行状態も改善していくというのが研究により明らかになっています。
これについては、以下の記事で解説しているのでご興味ある方はこちらからご覧ください。
この投稿は、『〜脳卒中・脊髄損傷特化型自費リハビリ施設〜脳と脊髄リハビリ研究センター福岡』が、現在様々な神経疾患により麻痺を患い、本気で改善したいと思っている皆様へ、今後のリハビリのヒントとなる情報をお伝えします。当センターでリハビ[…]
ですが、中には先ほどのように「外を歩きたいけど歩けない」という方も数多くいらっしゃるのもまた事実であると思います。
だからこそ今回お伝えしたいのは、身体を動かすというのは『自主トレーニング』や『散歩』だけを指すのではないということです。
脳卒中後において、身体を動かすというのは日常生活における『家事』などもそれに含まれます。
つまり、立ったまま食器洗いをしたり、洗濯物を干したり、掃除をしたり。このような日常生活の中で頻繁に行うような行為も立派な運動になります。
『運動』というワードだけを聞くと、なんだか一気に敷居が高くなり「気合を入れて頑張らなくちゃ…!」となりやすいですが、頑張りすぎないとできない運動のデメリットは「継続しにくい」という点が挙げられます。
だからこそ今後運動を始める際は、まずは身近にある家事などからスタートしてみてはいかがでしょうか?
これをまずは1ヶ月継続するだけでもきっと身体に大きな変化があるのではないかと思います。
最後に
日々行う運動は、“継続”あってこそのものです。
そのためには、“無理をしないこと”
いきなり、何キロも歩いたりしなくて大丈夫です。
ご自身ができる範囲で、できることから。
自主トレ等で、何かお困りなことがございましたら遠慮なくお問い合わせください。
些細なお悩みであっても、丁寧にお答えさせていただきます。
参考文献
・Factors Associated With Post-Stroke Physical Activity: A Systematic Review and Meta-Analysis. Shamala 2018