脳卒中後に運動能力が回復するために必要なリハビリの頻度

この投稿は、『〜脳卒中・脊髄損傷特化型自費リハビリ施設〜脳と脊髄リハビリ研究センター福岡』が、現在様々な神経疾患により麻痺を患い、本気で改善したいと思っている皆様へ、今後のリハビリのヒントとなる情報をお伝えします。

さて、いきなりですが…

脳卒中を発症した後、一体どれくらいリハビリをすれば改善するんだろうか…

というお悩みを持たれている脳卒中(脳梗塞・脳出血)当事者の方はいらっしゃらないでしょうか?

脳卒中は病巣(発症した部位)や病巣の大きさ、発症年齢などによってその予後というのは、人によって異なります。

しかし、せめて目安として…

「どれくらい頑張れば良くなるのか」

という、ある種『頑張る』目標としてのラインは知りたいですよね。

そこで今回は、2014年に発表された論文をもとに、『脳卒中後の運動機能回復に達するために必要なリハビリの頻度』について解説して行きたいと思います。

いま現在、脳卒中後のリハビリに励んでいる当事者の皆様にとって、この記事が今後のモチベーションの一つになれば幸いです。

脳卒中後に運動能力が回復するために必要なリハビリの頻度

【結論】脳卒中後はほぼ毎日リハビリを行なった方がいい

海外で脳卒中患者様を対象に行われた研究96件(患者総数:10,401人)をかき集め、そのデータから見えてきた必要なリハビリの頻度などについて調べられた論文があります。

Physical rehabilitation approaches for the recovery of function and mobility following stroke.Pollock A,2014

この結果を見てみると…

1日30~60分のリハビリを週5~7日行うことが有効であることが示唆されました。

つまり、ほぼ毎日最大60分間は麻痺側を含めた体のリハビリを行うことで、運動能力は向上する可能性が高いということです。

理学療法士
回復期病院で365日毎日リハビリが行われるのは、こういった背景があるからなんです!

セラピストがいない時は自主練でも絶大な効果あり!

リハビリは毎日行った方がいい。とはいえ…

お客様
今は外来で、療法士さんと一緒にリハビリするのは週1〜2回なのよね…

というように、特に回復期病院を退院し外来通院や訪問リハビリとなると、専属の療法士と一緒にリハビリを行なうのは週1〜2回、多くても週3回程度になってしまいます。

そうすると、「物理的に毎日リハビリするのは不可能なのでは…」と思うかもしれませんが、ご安心ください。

そういう場合には、自宅で行って頂く自主トレでも十分効果があります。

これは実際に海外の研究で明らかになっており、以下の論文ではこのように明記されていました。

脳卒中後の在宅リハビリは少なくとも病院で行う治療と同等の効果があります。

Effects of home-based mirror therapy and cognitive therapeutic exercise on the improvement of the upper extremity functions in patients with severe hemiparesis after a stroke: a protocol for a pilot randomised clinical trial.Gonzalez-Santos J,2020

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このように、近年自宅内の自主トレでもその効果は証明されているため、週1〜2回のリハビリの際は「正しい体の使い方」を療法士さんからしっかり学び、あとはその練習を自宅で繰り返し行っていくというやり方でも十分です。

『振り返りノート』で自主トレがやりやすい環境を!

脳と脊髄リハビリ研究センター福岡では、ここまでご紹介してきた知見から自主トレをとても重要視しています。

そのため、口頭で「このトレーニングをご自宅で行っていてください。」とお客様に自主トレを丸投げするようなことは致しません。

必ず『音声』『動画』『テキスト』を用いて、お客様お一人お一人に合わせた自主トレメニューを毎回のリハビリ終了後に作成させていただいております。

脳と脊髄リハビリ研究センター福岡では、これを『振り返りノート』と呼んでいます。

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いざ、自宅で自主トレを行おうと思っても

お客様
本当にこのやり方で合ってるんだろうか…

と思うことがあるかと思います。

そういう時に、このノートがあれば自宅でも、療法士と一緒にリハビリを行なっている時と同じ効果が得られるため、当センターでは必ず振り返りノートを作成しています。

お気軽にお問い合わせを!

脳と脊髄リハビリ研究センター福岡では、初回無料体験も実施しておりますので、現在リハビリをしようか迷われている方、ぜひお気軽にお問い合わせください。

担当者が丁寧にヒアリングしご対応させていただきます。

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なお、公式LINEでもお問い合わせやご相談を受けつけております。

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参考文献

・Physical rehabilitation approaches for the recovery of function and mobility following stroke.Pollock A,2014

・Effects of home-based mirror therapy and cognitive therapeutic exercise on the improvement of the upper extremity functions in patients with severe hemiparesis after a stroke: a protocol for a pilot randomised clinical trial.Gonzalez-Santos J,2020

 

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